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▼タグ一覧 アヤカシ種 エンジニア コチーヤ合衆国 ナノケイオス 奇跡獣士 戦車 茶髪 『甲鉄騎兵のアーキテクト!ファルアイ・ドクタック!』 ナノケイオスの一人であるマッドエンジニアで、茶髪を三つ編みにした小柄な女性。24歳。 幻想町に来てからは自動車修理工場を経営し、資金調達と戦闘用のマシーンのパーツの調達を行っている。語尾に『なのです』を付ける独特の口調でしゃべる。 元々は隼から産まれたアヤカシ種の奇跡獣士なのだが、奇跡獣士に進化する過程で別のミラクルハートと複合している。生まれは北コチーヤ中部の工業都市。 一人称が「あたい」の為、グラース(チルノ)とは喧嘩する程の仲の良さ。 ファルアイとしての姿は、背中に隼の翼があり体の部分が黒く中央にイビルアイΣのような瞳がある。 『戦車を造る程度の能力』の持ち主。戦車といっても、従来のキャタピラ式のみでなく、 ホバー、多脚、果ては浮遊する球体型のものまでその姿形は多岐にわたる。 マッドサイエンティスト故か、ケイオスの意向に反する機械兵器やアイテムを作る事も時折ある。 後のニュームゲンシティ編では、この性格を逆手に取られ、 ケイオスに奪われたそれまでのアーティファクトに替わる新たな変身アイテムを製作することに。 「このあたいが金やチヤホヤされるために戦車を造っているとでも思っていたのかぁー、なのです!」 「あたいはあたいが造りたいと思うものだけを造る!誰であろうが文句は言わせねえ、なのです」 「ポチッとな…なのです!」 (二年後編では) 自ら工場長を務める相田ファクトリーを規模拡張。 高校生編における高校生メンバーの新たなアーティファクトの秘密工場に生まれ変わった相田ファクトリーの工場長として忙しい日々を送る。 それ以外のメンバーのアーティファクトの修理も請け負っているが、よく壊すメンバーに対して愚痴をこぼす事も多いとか。
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これまでのあらすじ 無数の¬R達を操るレギレイの真の目的は、選別されたレプリカントとライズギアを吸収し、より《最初の人》に近い存在へと進化する事だった……。 『さあ、選別を続けましょう…最後の一人になるまで』 ストーリー:リターン・デイズ 第50話「レプリカの宇宙③」 …無感情に、一定のペースを保ちながら可動し続ける、広大な無人製造工場内部。 『…不味い。レギレイの言っている事が本当なら、あの機体…』 その中央に立つ《ジ・アーセナル》はハンマーで床を叩き、周囲の金属を融解させ始めた…! 赤熱する金属塊は変形を始め、かつて戦った強敵《パラデウス》と同じ姿に! 『そう…ファクトリーそのものなのですよ、この機体は』 続いて、¬R、エクスキューション、カドケウス、メガロドーンA(キャタピラを装備した陸戦モデル)等の機体も複数体形成される! ジ・アーセナルの肩部から冷却ガスが射出され、赤熱する機体群が銀に変色! 『…ここはわたくし達が引き受けましたわ!』『ダガッ!』 襲い掛かるレプリカアームヘッド軍団!迎え撃つデュアレイドとトライアル!! 『機動力の高いクアドアルとレジスタは本体を!…任せたわ!』 高い機動力を生かし一気にジ・アーセナルに接敵した二機!ホーン刀と攻性粒子ブレードで左右から斬りかかる!! 『レギレイ!覚悟だぜ!』 ジ・アーセナルは両手を広げ、ホーン刀とハンマーでそれをガードし弾き飛ばす!! 『レーラビくん!』『…おうぜ!』 RRRRのボディが再構築され、白いアームヘッド《クアドレイ》として再顕現する! 『テトラグレネード!』 圧縮したエネルギー壁を投擲し、敵機の目前で炸裂させる! …遠方での粒子爆発を背に、量産型パラデウスがワームホール発生銃を連射!! トライアルはそれをタイムスリップ残像カニ歩きで回避し、エネルギー銃で撃墜する!! 『ダガ…』 背後から陸戦型メガロドーンが口を開閉、目を点滅させながらキャタピラ走行で襲ってくる!! 蹴飛ばされ宙を舞う陸戦型メガロドーンを背景に、デュアレイドは量産型ナノ・アームヘッド集合体を分解する!! 『所詮は模倣品、敵ではありませんわ』 『慢心はダメよ…こちらも消耗が激しいわ』 …ジ・アーセナルを覆っていた爆煙が晴れ、隣に新手のレプリカアームヘッド! 「!その機体は……」 『concept-EX02エンゲル、この状況で最適な機体ですよ』 量産型エンゲルは大型ブレードを展開、カメラアイを点灯し戦闘モードを起動する!! 『あいつは、ボクが!』 レジスタとエンゲルが激突!攻性粒子ブレード同士がぶつかり合い凄まじい光!! 「駄目だよリグ!あいつは…」 『…オリジナル、何となく解るよ。だからこそボクが代わりに戦う』 距離を取ろうと後退するジ・アーセナルを、クアドレイが追う! 「アルカ、パーフェクトクアドレイで一気に決めるぜ!」 「…うん、行こう!」 レゾナンスギアの4つのデータをロードする! 『スライエッジ!コバルトブーツ!アンデッドバスター!アザーホイール!』 電子音と共に両手足が再構成!左足の車輪が回転し、火花を散らしながら直進する!! 「機体制御と残り時間カウントは僕がやる!遠慮なく戦って!!」 「…おうぜ!」 『レギレイ…ファクトリー…絶対に、絶対に破壊するぜ!!!』 妨害に入る量産型アームヘッド群を全て一撃で破壊し、パーフェクトクアドレイはさらに進む!!! 次回 第51話「レプリカの宇宙④」に続く。 ジ・アーセナル Factory-type09 兵器でありながら、工場としての機能を兼ね備えたファクトリーの最終アームヘッド。 未完成である為データ上でしかその機能を発揮できないが、『戦闘を行いつつ新たなアームヘッドを複製・生産し、戦力を増強する』という規格外の能力を持つ。 コピーアームヘッド ジ・アーセナルにより生み出された複製兵器群。 エクスマギア内に封入されたデータをライズギアによって複製することによって発生する。 また、複製にあたり戦力に直接影響しない"機体の着色"のプロセスは省略されている。 次の話へ もどる
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名称 年代 活動力 運用費 行動 入手方法 備考 TOG2 1943 19 100 走行←、走行→、榴弾、機関銃、徹甲弾 特殊 ポーツマス、博物館増築? ビショップ自走砲 1941 82 40 走行←、走行→、間接射撃、機関銃 改修 ヴァランタインMk.II歩兵戦車の改修(Lv5) ロールス・ロイス装甲車 1914 95 4 走行←、走行→、対戦車ライフル、機関銃 特殊 サウジアラビア/ワジュフ(航海フィールド1) トータス重突撃戦車 1945 21 220 走行←、走行→、榴弾、機関銃、徹甲弾 鹵獲 戦車ロード、劇場版 コメット巡航戦車 1944 67 70 走行←、走行→、榴弾、機関銃、徹甲弾 改修 クロムウェルMk.I巡航戦車の改修(Lv11) マチルダ・ブラックプリンス 1942 70 40 走行←、走行→、機関銃、徹甲弾 改修 マチルダ2歩兵戦車の改修(Lv10) チャレンジャー巡航戦車 1944 68 100 走行←、走行→、機関銃、徹甲弾 改修 クロムウェルMk.I巡航戦車の改修(Lv10) コンカラー重戦車 1955 45 300 走行←、走行→、榴弾、機関銃、離脱装弾筒付徹甲弾 鹵獲 雑魚敵(冷戦)
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コーネリア共和国シオン・アルザード (NEW!!) スティレット・リーズヴェルト アーキテクト・オラトリオ 李轟雷(リ・ゴウライ) 李迅雷(リ・ジンライ) マテリア・アーカイブ アイラ・アーテル アリューシャ・ルーカス ジャクソン・ルーカス ミスティ・セルグリッド エミリア・コーネリア ダラン・ギリバス ルクセリオ公国マチルダ・アレン オスカル・ナーブソン リック・オーケン ナナミ・キサラギ アルフレッド・ギルマン ジークハルト・ルクセリオ ミハル・アレン ガイウス・アレン イメルダ・アレン グランザム帝国カリン・ラザフォード リアナ・トラヴィス シュナイダー・グランザム シルフィア・グランザム シグルド・グランザム ラキウス・ベルハルト キャラクター紹介(第1話~第4話) キャラクター紹介(後日談) 戻る
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登録日:2010/03/06(土) 23 15 06 更新日:2024/04/25 Thu 18 11 39NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 MS カンジキ装備 ガンダム ガンダムX ガンダムタイプ ガンダムレオパルド ガンダムレオパルドデストロイ キャタピラ デストロイ フラッシュシステム フリーデン ヘビーアームズ ←人違い ←むしろ機体違い レオパルド ロアビィ・ロイ ローラー移動 地球連邦 戦う武器庫 戦車ガンダム 案外軽い 機動新世紀ガンダムX 浪漫の塊 空を自由に飛びたいな ←つ「餌マスター」 ←つ「Gファルコン」 重装備 “過ちは繰り返さない”なんでしょ!? 『機動新世紀ガンダムX』に登場するMSでガンダムタイプの一種。 ◆ガンダムレオパルド【機体説明】 【武装】 【『機動新世紀ガンダムX 〜UNDER THE MOONLIGHT〜』での扱い】 ◆ガンダムレオパルドデストロイ【ゲームでの性能】 【MSV】 【ガンプラ】 ◆ガンダムレオパルド 型式番号 GT-9600 分類 重火器格納型MS 所属 旧地球連邦軍→フリーデン 生産形態 少数生産機 全高 16.8m 重量 8.5t 装甲材質 ルナ・チタニウム合金 武装 インナーアームガトリング ヘッドバルカン×2 ヘッドキャノン×2 ブレストガトリング×2 グレネードランチャー×6 ショルダーミサイル×11 ホーネットミサイル×2 ビームナイフ Gビット×12 セパレートミサイルポッド S-1ユニット 搭乗者 ロアビィ・ロイ他 【機体説明】 ガンダムXやエアマスターと同じく第七次宇宙戦争にて投入されたニュータイプ用「ガンダム」の一機。機体カラーは緑。 全身に多数の火器を備えた重武装型である。 なお形式番号の関係やGジェネの機体解説で「旧連邦が最初に開発したガンダム」との記述がある事から、 本機はガンダムX世界における初のガンダムと誤解されがちだが、 DVD-BOX付属の設定には「第一次宇宙戦争で開発された初のガンダム」というニュアンスの記述が有り、 レオパルド側には第七次宇宙戦争時代に開発された機体というニュアンスの記述が有ることから「ガンダムX世界初のガンダム」というのは間違いである。 現所有者であるロアビィが本命の彼女から賭けで勝って譲り受けたが、宇宙戦争時のパイロットについては不明。 重装甲と大量の内蔵火器による重MS(と言っても他のガンダム作品に比べれば遥かに軽いが)だが、足の裏に備えたキャタピラ+ローラーを使用して地面を滑るように移動する。 そのため地上では高い機動力をもつ。劇中では足を止めての撃ち合いはもちろん、高速移動しながらの射撃戦やガブル戦での大ジャンプからの地上への砲撃等、地上での機動性を活かした軽快な戦闘シーンの印象が強い。劇中のガンダムタイプでは唯一飛行能力を持たない為エアマスターの手に捕まって移動する事も有った(強化後は乗っていた)。元々が宇宙戦争用の機体の為、当然宇宙空間でも問題なく戦闘可能。 フラッシュシステムにより12機のGビットを操作可能で大戦中は強力な重火力部隊を編成し無敵を誇っていた。 足裏の設定画ではキャタピラの横にローラーが付いているのが分かる。 だが、この設定画にはローラーキャタピラ無し版の画が存在する(ただし有り版と無し版の両方が一緒に掲載された事は何故か無い)。 そのため、水中や宇宙での運用ではデッドウェイトなローラーキャタピラは換装撤去していた可能性が高い。 某デアゴ出版物では「自力で出し入れ出来る」とか書いて有ったがこれは間違いで実際に両方の画を比較すると分かるが、 明らかに収納を想起させる様なパネルラインは無く当然アニメ本編でも自力出し入れしていた描写はない。 後述の換装オプション装備等から考えれば整備時に換装していたと考える方が妥当である。 飛行に適さない機体の特性、重量による移動制限のためか、局地戦では専用装備が追加される事が多く、 雪国では雪上を移動するためにブレードシューズというかんじき型装備を、水中運用の際は専用装備S-1ユニットを使用した。 勿論それらの装備はフリーデンメカニックチーフであるキッド・サルサミルが制作している。さすがキッド。 【武装】 ◆インナーアームガトリング レオパルドの主武装の八門の砲身を持つ大型ビームガトリング砲であり高い連射性と威力を誇る。 コレ一本だけで普通のMS一体の持つ全火力を上回るレオパルドの最強武装。 通常のガトリングと異なり、砲身と左腕を連結させる事で使用する変わり種。 砲身はバックパックにアームで繋がっており、普段は左後ろに下げている。 使用時には前に展開して名前通り左腕を内部に包み込み左肩の照準機状パーツと砲身側の黄色い円形パーツ、 それと左肩の吸排気スリットパーツと砲側のパーツが合致し結合する事で左腕そのものが大型ビームガトリング砲になる。 腕の駆動エネルギーを直接ビームに変換できるのが高出力のワケである。 名前にビームと付いて無いせいでよくゲーム作品で実弾兵器扱いにされるがビーム兵器である。 また作中では左に大きく開いて横に撃ってたりするが、現状出ているプラモではその構造上肩関節の都合も有って腕が振れないので射線が限定される。 2000年代以降のガンプラ技術でのリメイクやデザインの追加などで何とかして欲しい所である。 ◆ヘッドバルカン ガンダム恒例の額部バルカン。牽制用。 ◆ヘッドキャノン ヘッドバルカンと共に側頭部に装備された小口径キャノン砲。 実はヘッドバルカンとこれはブレストガトリングのせいで劇中では一切発砲描写が無い。 ◆ブレストガトリング 胸部に備えた実弾ガトリング砲。 左右1基ずつ計2基備えており、使用時にはカバーになっている装甲が展開する。カバー装甲のおかげで防御力も上がっている。 ヘビーアームズにも似た様な武装があるがこっちは左右のカバーも砲も独立してるので片方だけ撃つという節約染みた裏技が使える。 ◆グレネードランチャー 右前腕に装備している。大2、小4の計6門あり、各種榴弾を発射可能。 使用時には発砲時のインパクトを吸収する為前後にスライドする。 ◆ショルダーミサイル 右肩アーマーに備えた中型誘導ミサイル。 内部の8基以外にカバー裏にも3基の計11基を装備する。基本的に一斉射で使用。 ◆ホーネットミサイル 両脛アーマーに収まっている赤外線追尾式のミサイル。天候によって命中率が左右される。劇中で使った際も効果的に使えたとは言えない状態だった。 ◆ビームナイフ 接近戦用武器。右足側面外側の専用ホルダーに収まっている。 ビーム刃が短いためエネルギー消費が少なく取り回し易い。 前作のヘビーアームズとは違い、劇中ではアシュタロンのビームサーベルを受ける為に使っただけ。 ◆Gビット フラッシュシステムにより起動される本体と同性能のMS型ビット兵器。 本機のGビットはGTビットと呼ばれ、インナーアームガトリングを搭載し親機同様の高い火力を持ち大戦中は無敵を誇ったと記されている。 過去の戦争でほとんど失われた為、劇中では回想シーンに登場するのみ。 どちらにせよパイロットのロアビィがニュータイプでは無い為使用できないが。 ◆セパレートミサイルポッド 左足側面に装着する追加武装。パトゥーリア戦でのみ装備。 ミサイル4基を内蔵するがミサイル自体はショルダーミサイルと同じようだ。 ◆S-1ユニット 水中戦用装備。 背部に付ける曳航ソナーポッド付きの多連装魚雷発射管内蔵の推進ユニットよくマブチ水中用モーターとか言われると、 インナーアームガトリングと換装する多連装マイクロ魚雷発射装置を「S-1ユニット」と呼ぶ。 基本的にこれら以外は水中用では無い為、水上に浮上した時やフリーデンの甲板に上がって背部推進ユニットをパージした際は左腕は使わずブレストガトリングと右腕グレネードランチャーで応戦していた。 ホーネットミサイルを魚雷に換装したとかいう根も葉もない噂が飛び交っているがデタラメである、多分やってたとしてもUTM版のみ。 【『機動新世紀ガンダムX 〜UNDER THE MOONLIGHT〜』での扱い】 第一話にS-1ユニットとセパレートミサイルポッド装備で登場。キッド自作装備のハズだが何故か装備している。ミサイルは全部水中用に魚雷に換装されてる模様。 パイロットは名もないチンピラキャラであり、雇い主のローザⅡ世を裏切り攻撃を仕掛けるも、その後現れた黒いGXのサテライトキャノンを受け跡形もなく消し飛んだ。 ◆ガンダムレオパルドデストロイ 型式番号 GT-9600-D 分類 重火器格納型MS 所属 フリーデン 生産形態 カスタム機 全高 16.8m 重量 8.6t 装甲材質 ルナ・チタニウム合金 【武装】 ツインビームシリンダー リストビーム砲×5 ブレストガトリング×2 ホーネットミサイル×2 11連ミサイルポッド ヘッドビーム砲×2 ビームキャノン ビームナイフ ショルダーランチャー×4 Gビット×12 セパレートミサイルポッド ヒートアックス 搭乗者 ロアビィ・ロイ 【機体説明】 レオパルドデストロイ(通称 レオパルドD)は、ガブル戦にて中破し、ボロボロになったレオパルドを見たキッドが 「こりゃ直すより改造しちゃった方が早い」と一目で判断して大幅改修を加えた機体。カラーリングも赤茶色に塗り替えられた。 本体の外見はあまり変わりないが装甲の大幅な強化とジェネレータの出力アップの恩恵によりビーム兵器が多数追加された。 これにより火力は大幅にアップしたにもかかわらず、実体弾メインからビーム兵器メインになった為重量はほとんど変わっていない。流石キッドさん! ローラーキャタピラによるダッシュも引き続き可能で、地上では飛行しているガンダムDXやエアマスターバーストと並走可能な程の機動性を持っている。 また、宇宙でも大気圏内で飛行が可能なエニルジェニスに対し、「その機体じゃガンダムに追い付けないでしょ!」と言えるだけのスラスター出力の機動性を有している。 改修前同様大気圏内では飛べないが、Gファルコンと合体する事で大気圏内飛行能力を得る事が可能。 この形態では誘導兵器であるミサイルや射角・射界の広い火器を搭載してる事も有り全方位に死角が無くダブルエックスすら上回る通常戦闘能力を持つとされている。 劇中では結局テスト飛行のみに留まった。 ロアビィ「あはっ!こりゃいいや。これでもうウィッツの世話にならなくて済むな。」 エアマスターバーストらに遅れてかなり遅れての登場でOPではなかなか反映されず、劇中での出番は後半ガロードの単独行動編が主流になったこともあり単独での見せ場は初登場シーンくらいだったが、その後はフリーデンチームの主力の一機としてガンダムXディバイダーやエアマスターバーストと共に新連邦・革命軍を相手に多数のMSを撃墜する活躍を見せている。 【武装】 ◆ツインビームシリンダー レオパルドDの主武装。 インナーアームガトリングと同じく普段はバックパックに懸架アームを使ってマウント(*1)しており、使用時に延伸して前腕に装着する。 左右二つで、右手用は砲身が四門に減ったビームガトリング、左手用は複合ビーム砲になっている。 片手一基当たりの威力はインナーアームガトリングと同等なので単純計算で以前の2倍の破壊力を得た上に 射線を左右で分割する事も出来れば正面に纏める事で倍の弾幕火力を形成出来る利便性も高まっている。 さらにインナーアームガトリングが左腕丸ごと包んでいたのに対し ツインビームシリンダーは前腕部に砲身ユニットを付けるだけなので腕の可動範囲を殺さずに済み、取り回し易くなっている。 ◆リストビーム砲×5 グレネードの代わりに装備された。大口径1門、小口径4門のビーム砲。右前腕部にあるためツインビームシリンダーを装備すると使用出来ない。 ちなみにグレネードとの違いは実体弾からビームになった事の他に大の方が纏められて1門の大きなビーム発射口になった事。 ◆ブレストガトリング×2 無印から継続。 ◆ホーネットミサイル×2 無印から継続。 ◆11連ミサイルポッド ショルダーミサイルをセパレート化した物。左肩外側ハードポイントに装着されている。 一応肩関節の改良の為なんだとか、やっぱり無印版右肩のあの構造はキッドも問題視していたようである。 ◆ヘッドビーム砲 ヘッドバルカン、ヘッドキャノンに代わって側頭部に取り付けられたビーム砲。 劇中では使われた事が無いのにゲームではよく採用される、多分ビーム属性のヘッドバルカン程度の扱いだからなんだろうけど。 ◆2連装ビームキャノン 右肩外側ハードポイントに装着された可動式の二連装ビーム砲。基部で回転するので射角・射界が広い。 ◆ビームナイフ 無印から継続。原作では結局デストロイでは使用せず。 ◆ショルダーランチャー×4 ショルダーミサイルのセパレート化で空いた肩のスペースに4基追加された武装。 公式サイトによると1基ずつが恐るべき破壊力を持つらしいがビーム火器か実体弾火器かは謎。 ◆Gビット フラッシュシステムにより起動される本体と同性能のMS型ビット兵器。設定のみで原作では使用するシーンは無い。 ◆セパレートミサイルポッド 無印から継続、ただし劇中未装備。 ◆ヒートアックス 要するにヒートホーク。劇中未装備。 旧革命軍機もヒートホークを使ってるがあっちは普通の片手斧っぽいのに対しこっちはやや小振りの手斧っぽい印象、ハンドガードも付いてる。 【ゲームでの性能】 スパロボシリーズ 初登場はα外伝から。圧倒的な武装の数が再現されており武器がメチャメチャ多い。 特にビームナイフの演出(ローラーダッシュで突撃し切りかかる)はカッコいいので必見。 また、デストロイに改修されるとGファルコンとの合体運用も可能になる。 ただしα外伝だけで以降の作品では主要武装以外再現されていない。 ローラーダッシュで地上では高機動という設定からかスパロボシリーズでは地形適正が素で陸Sだったり移動後攻撃可能な武器が多い。 現状S-1装備が再現されているのはRのみ。そこではエクサランス・ダイバーやネオゲッター3と並んで水中戦が行える数少ない機体である。 何故か全弾発射系の必殺技が無かったが、第2次再世篇にて遂に「フル・バースト・アタック」という名称で追加され死角が無くなった。 Gジェネシリーズ ミサイルが強いこのゲームでは当然の様に強いユニット。 更にレオパルドデストロイは同系統の機体と比べて燃費が良い事が多く、格闘・ビーム・実弾とあらゆる敵に対応できる武装バランスの良さも相まってかなり使いやすい機体になっている。 Another Century s Episode 3 THE FINAL ACE2のヘビーアームズみたく多数の武器を持ち、順次切り替えていけば弾切れは気にしなくてよい。 しかしメイン射撃のインナーアームガトリングを撃つ時に腕に装着する動作を必ず入れるためワンテンポ遅れて発射するためやや煩わしい上に 何故か火力がレオパルドの搭載火器中最弱という本来の設定と真逆の状態にされている。 ちなみにレオパルドデストロイは無い。(エアマスターもバースト無し) 【MSV】 以下の初出は全てコミックボンボンの記事からである。 ◆レオパルド・アイアン 装甲を強化し、鉄球ツングースハンマーを装備して白兵戦に対応させた機体。ネオロシア代表に似ている。 ◆レオ・ダイバー 魚雷とクローアームで水中戦に対応させた機体。水から上がると武器が少ないのがネック。 シルエットはズサっぽい。 ◆レオ・タンク 火力を更に強化した機体。代わりに落ちた機動性をタンクにすることで補っている。当然飛行能力系は皆無。 【ガンプラ】 ノーマル機、デストロイ共に1/144、1/100HGで発売。 1/100HG無印レオパルドの出来は販売当時からガンダムXのプラモの中で一番良いと評判であり今見ても素晴らしいの一言。 1/144と違い、セパレートミサイルポッドも付いている。 デストロイの方は追加パーツの分がやや出来が悪いと言われる事も有るが概ね無印と同評価の良キット。 両スケールとも、ブレードシューズやS-1ユニットまでは立体化されていない。 まあ流石に2000年代以降の現行ガンプラとの比較では劣る部分が有る(特にギミックや関節周り)のでMGやHGAWシリーズでのリメイクが待たれる所。 後に『ガンダムビルドファイターズトライ』で登場したレオパルドの改造ガンプラ「レオパルド・ダ・ヴィンチ」が1/144HGで発売されたが、通常のレオパルドまで発売する予定はまだない。 「追記・修正なんてあるのかな」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] MSVのチープさというかプラモ化にした際に金型流用する気まんまんのスタイルには呆れを通り越して賞賛したくなる -- 名無しさん (2013-08-08 07 33 31) エアマスターと共にパイロットの見た目で言えば乗るの逆だろってなる。 -- 名無しさん (2014-11-09 12 45 36) Gジェネでも無印は実弾扱いじゃなかったっけ、ガトリング…… -- 名無しさん (2015-10-22 23 23 02) レオパルド・ダ・ヴィンチが発売されたので、本家レオパルドのHGAW版の発売も遠くないはず。 -- 名無しさん (2015-10-22 23 26 57) HGAWも出てないのに魔改造版の方が先に発売されるのが納得できない -- 名無しさん (2015-12-05 23 35 24) つーかエアマスターくんはHGAW出たのに何故出ないのか -- 名無しさん (2016-01-17 14 31 34) ダ・ヴィンチはレオパルドと意匠を似せてるだけで体型がまったく違うから金型流用してレオパルドにすることは出来んからなあ -- 名無しさん (2016-09-25 18 49 12) HGACシリーズが急成長しているのでそろそろHGAWの方も強化してほしいっすね -- 名無しさん (2021-05-22 21 32 36) スパロボでは未だトロワがこの機体に乗らないの? -- 名無しさん (2021-09-19 05 08 44) デストロイガンダムとの共演はあり得ないだろうね。むしろ敵対関係がデフォだろう。 -- 名無しさん (2021-09-19 15 07 28) スパロボZでデストロイガンダムと共演してはいるけど特に何かあるわけではなかったはず -- 名無しさん (2021-09-19 20 19 56) 名前 コメント
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機装兵 マーセナル最初期型 正面 背面 解説 ホルン社が最初期に開発した試作型機兵。 後の聖王国主力第六世代装兵マーセナルの雛形であり、アレクスタリアの原型である。
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前ページ次ページラスボスだった使い魔 「……何やってるんだか、あの二人は」 物陰から様子を窺っていたミス・ロングビルことマチルダ・オブ・サウスゴータは、ユーゼスとエレオノールのやり取りを見てそんな感想を漏らした。 半分素人のユーゼスにも見破られてしまったエレオノールの隠れ身とは違い、こちらは完全に気付かれていない。 「『初々しい』って言えば、聞こえはいいけど……」 確かあの二人は、自分よりも年上だったはずである。 だと言うのに、やり取りの内容は十代前半のそれだ。 今時はこの学院の生徒だって、もっと過激なことをやってるのに、あの年でああいう『友達以上恋人未満』みたいな微妙な関係を見ていると……じれったく感じるような、ヤキモキしてくるような、イライラしてくるような。 『もう押し倒しちまえ』だとか、『とっとと抱くなり何なりしろ』などとは言わないが、せめて正式に恋人同士になれよと言いたくなってくる。 「……ま、他人の色恋に口を出す趣味はないけどさ」 自分が口を出すことでこじれてもバツが悪いし、ここは当人同士で何とかしてもらうのがベストだろう。 「―――って、んなことはどうでもいいとして、だ」 銃士隊によって解放されたマチルダは、そのまま身を隠すと見せかけて食堂の近くに潜み、『前職』で身につけたスキルを活用して気配を殺しながら食堂内の推移を見ていた。 別に勝敗が気になったり、危なくなったら手助けしてやろうなどと考えていたわけではない。 いよいよもって危なくなったら、真っ先に魔法学院から逃げ出すためである。 この場合、必然的に学院の女子生徒たちを囮に使ってしまうのでマチルダとしても少々良心が痛まないでもなかったのだが、あいにくと縁もゆかりもないお嬢ちゃんたちにくれてやる命など、持ち合わせてはいない。 マチルダが自分の身を犠牲にしてでも助けたいと思う少女は、別にいるのだ。 こんな所で死んでたまるか、というのが正直な気持ちだった。 とは言え。 「死んでたまるか……はそうだけど、しかし、あのコルベールが死ぬとはね……」 妙な研究ばかりやっている変わり者ではあったが、しかし悪人ではなかった男。 学院の宝物庫について調べた時には、あの男に話を聞いたりもしたか。 それに授業自体は真面目にやっていたし、どうしてか学院長もかなり信頼していた。 「結局は『よく分からない男』で終わったけど……まあ、墓には花か酒の一つでも供えてやるか」 もっとも、死んだシチュエーションは少々謎なのだが。 自分はやや離れた位置から食堂の中を窺っていたので声を拾えず、詳しい事情はよく分からなかった。 ……どうも色々と因縁のある相手があの場所に集まっていたらしく、何だか複雑な人間関係があったようである。 そして、最終的にはあの銃士隊隊長の平民がコルベールを刺し殺した。 「あの女の様子からして、相当恨みをかってたようだけど……」 コルベールの過去に何があったのか、マチルダは知らなかった。 余計な詮索はされるのもするのも好きではないし、深入りだってしない方がいいだろう。 人に歴史あり。 しかし歴史に関わりすぎてもあまり良いことはない。 何せ自分自身がその歴史の裏側……王の弟がエルフを愛人にしていたという事実に少なからず関わっていたのだから、実感もこもるというものである。 「ま、どうせ無関係だしねぇ」 そうしてマチルダは思考を切り替えると、今回の件を改めて振り返り始めた。 「……………」 何にせよ、まずは自分が手を下すことがなくてよかったと言える。 それなりの使い手だということがバレてしまうと、この魔法学院にいづらくなりかねないのだ。 ……そもそもこういうトラブルに見舞われたこと自体が不幸だと言えなくもないのだが、ここは不幸中の幸いということにしておこう。 「色々と仕事は増えそうだけど……」 ボロボロになってしまった食堂の修繕、この事件の事後処理、関係各所への説明……などなど、片付けなくてはならない問題はいくつかある。 しかし、食いっぱぐれるかも知れないことに比べれば些細な問題だ。 ウェストウッド村への仕送りだって続けられるだろう。 この戦時下であの村の子供たちの安全そのものが気にかかりはするが、まあ、シュウもいるのだから大丈夫なはず。 そのはずだが……。 「一応、様子を見に戻るべきかね」 何と言うか、まあ、心配なものは心配なのだ。 そろそろお互いに子離れ親離れしなきゃいけないかなー、とは思うものの、そのタイミングも上手くつかめないし。 ああもう、世の父親母親は皆こんなことで悩んでいるのだろうか。 「ふぁ……」 とりとめもなく色々なことを考えていると、不意にマチルダの口からあくびが漏れる。 そう言えば、自分のように人質となった者たちは夜中に叩き起こされたのだったか。 「…………眠い」 気が付けば、太陽はもうすっかり顔を出していた。 時間的にはそろそろ朝食のはずなのだが、食堂であんなことが起きた以上は普通に出される可能性は薄いだろうし、自分で用意するのもかったるい。 「寝るか……」 数瞬の思考の後、食欲よりも睡眠欲を優先することにしたマチルダ。 ふと向こうを見ると、エレオノールが顔を真っ赤にしながらユーゼスを『レビテーション』で運んでいる。 この後に向かうのは医務室か、それとも彼の部屋か。 ……まあ、何にせよ二人の中が急進展ということはないだろう、多分。 「やれやれ」 マチルダはそれを苦笑まじりに眺めたあと、魔法学院を照らす朝日に目を細めながら、あくび混じりに歩き出すのだった。 マチルダがウェストウッド村の安否について思いを馳せた、半日ほど後。 そのウェストウッド村では、シュウ・シラカワが神妙な顔で考えごとをしていた。 「……ふむ。やはりネックとなるのは発動させるためのエネルギーですか」 ハルケギニアとラ・ギアスを往復して持ち込んだ電子端末を操作し、シュウは『目下の研究対象』にして懸念事項に取り掛かる。 「ゲッター線は下手をすると取り込まれる危険性がありますし、アンチA.T.フィールドも一歩間違えればハルケギニアの住人がLCLになってしまう……。ムートロンもポテンシャルを十分に引き出せるのはライディーンのみ……」 とは言え、『研究対象』の仕組み自体は既に解析が完了していた。 『研究対象』が存在する場所についても、すでに絞り込みは出来ている。 最初は自分の愛機であるネオ・グランゾンを疑ってみたが、よくよく考えてみれば『このネオ・グランゾン』にはエアロゲイター……ゼ・バルマリィ帝国のものを元にした技術は使われていても、それ以外の異星人の技術は使われていない。 むしろゼ・バルマリィ帝国製のブラックホールエンジンを元にして、対消滅エンジンを自分で作って搭載したのである。 『この世界の』グランゾン、およびネオ・グランゾンについては、開発者である自分が一番よく分かっているのだ。 自分の機体には、妙な仕掛けは施されていない。 つまり求める『研究対象』は、ハルケギニアのどこかに存在していることになる。 あとはどこに存在するのかの調査になるが……まあ、それだけ分かってしまえばそれほどの手間ではなかった。 「……………」 しかし問題は、そのために必要なエネルギーだった。 出来ればタキオン粒子に似た性質を持ち。 エネルギー自体が成長するようなもので。 なおかつ、扱いやすいものが望ましいのだが……。 「……私の知識にあるものでは、どうにもならないようですね」 候補として上がったのは、性質に興味をそそられても扱いがきわめて危険だったり、あるいは特定のロボットや人間にしか扱えないようなものばかり。 いくら何でも、『研究対象』の解決と一緒にハルケギニアも崩壊させるのはよろしくない。 また、出来れば余計な因子をこれ以上ハルケギニアに持ち込みたくもない。 要するに、シュウが独力で何とかしなければならないというわけである。 「ここは一度、地上に出る必要がありますか……」 シュウが地上……いわゆる『地球世界』に出たのは、イージス計画の阻止のために月面に上がったのが最後だった。 色々な手段を使って入手した情報によると、あれ以降にも地球には様々な事件が起こり、新たな技術やエネルギーが開発・発見・活用されたりしたらしい。 その中に必ずしもシュウの目的と合致するものがあるとは限らないが……いずれにせよそれらの新技術・新エネルギーについて興味はあるし、知識を得て損はないだろう。 そうと決まれば、ハッキングの準備でも進めておくか。 今後の行動指針をそう決定し、準備に取り掛かり始めると……。 「シュウさん、いますかー?」 コンコン、という控えめなノックと共に、これもまた控えめな少女の声が響く。 シュウは端末を操作する手を止め、その少女の声に応じた。 「おや、もう夕食の時間ですか?」 「はい。……こっちの部屋に持ってきた方がよかったですか?」 わずかに開けられたドアから、金髪に長い耳の少女がヒョイと顔を出す。 少女……ティファニアに対してわずかに微笑みながら、シュウは作業の手を止めて立ち上がった。 「いえ、ちょうど研究も一段落したところですからね。気分転換も兼ねて、皆さんと食事を取るとしましょう」 「はいっ」 そうして二人は連れ立って食卓へと向かう。 ごく短い距離を移動する間、心なしかティファニアの表情は弾んでいるようであり、また彼女の様子を見てシュウも薄くではあるが笑みを浮かべていた。 しかしそれと同時に、シュウはティファニアの出自について考えを巡らせてもいた。 ……この少女はこう見えて、なかなか数奇な人生を歩んでいる。 王族の父と、異教徒の母。 周囲からは迫害される宿命を持ち。 幼い頃は母親に守られ。 そして今は王族を追放され、世の中から隠れるようにして暮らしている。 「……………」 シュウとしては、何とも既視感を覚える生い立ちだった。 まるで何者かの意思が働いているような気さえ起きてくる。 だがラ・ギアスとハルケギニアの間には、自分以外の接点はないはずだ。 当然、二つの世界を又にかけた思惑なども……少なくとも今の所は存在していない。 ということは。 (偶然、ですか……) 辟易しつつ、改めて『研究対象』を片付ける考えを強くするシュウ。 この案件をこのまま放っておくのは、ハルケギニアやラ・ギアス、地上、バイストン・ウェルなどの様々な世界……そして何より自分に対しても決して良い影響を与えるとは限らない。 あの快男児のように、世のため人のため―――などというつもりは毛頭無いが、他でもない自分を巻き込んでしまった以上は……。 「どうしたんですか、シュウさん? なんだか難しい顔してますけど……」 「む……」 決意を新たにしていると、隣を歩いていたティファニアから声をかけられた。 どうやら顔に出てしまっていたらしい。 「……いえ、少し考えごとをしていただけです」 「?」 まあ、焦る必要もないと言えばない。 地底から古代の帝国が侵攻を開始したとか、植民地扱いされた移民が大規模な独立戦争を起こしたとか、異星人が何種類かまとめて侵略に来たとか、知的生命体を滅亡させるために天文学的な数の宇宙怪獣が飛来したとか、超重力衝撃波が迫っているとかでもないのだし。 強いて言うならアインストが気にかかるが、脅威と言うほど脅威でもあるまい。 巨大なサイズならともかく、2、3メートル程度の大きさならハルケギニアの人間でも対処出来るはず。 遠からず片付けることは決定していても、今すぐに行わなければならないほど切迫した状況というわけではないのだ。 (それに、なるべくなら多くの人間に目撃していただく必要がありますからね……) そんなことを考えながらシュウはティファニアと共に食事用の小さな家に到着し、村の子供たちが集合している食卓に参加する。 「おや? ここにいましたか、チカ」 「あ、御主人様。お先にいただいてまーす」 シュウのファミリア(使い魔)であるチカは既にテーブルの上にちょこんと乗っており、小さな水入れにクチバシをつけて水分を補給していた。 なお余談ではあるが、ラ・ギアス製のファミリアは一ヶ月程度ならば飲まず食わずでも大丈夫な作りになっている。 「それではいただきますか」 「はい、どうぞ」 そうしてシュウは子供たちのワイワイとした声を聞きながら、ティファニアの用意した食事を口に運び始める。 最初の内はウェストウッド村の子供たちもシュウの得体の知れなさを何となく感じ取っていたのか、微妙に警戒していたりしたのだが、特に害はないということが分かると、こうして抵抗なく食卓を共にする程度のことは出来るようになっていた。 とは言っても好奇心の強いジャックやサマンサあたりはともかくとして、気の弱いエマには相変わらず距離を置かれているし、ティファニアに好意を抱いているジムなどには事あるごとに睨まれたりしているが。 (あの年頃は、色々と難しくもありますからね……) シュウがあれくらいの年齢の時と言えば…………あまり思い出したくない事件の頃、ちょうどチカを作った前後あたりであろうか。 無垢と言うほど無垢でもないが、穢れと言うほど汚れてもいない頃。 ある意味、『最も自由だった』かも知れない期間。 ……こうして年齢を経てからあらためてその年頃の子供たちを見ると、ある種の羨望を覚えてしまう。 そして思い出す。 王宮。従兄弟たち。クリストフだった時の自分。そして自分に『シュウ』という名をくれた、あの――― (フ……。今更そんなことに思いを馳せたところで、どうにもなりはしませんか) 過ぎ去った過去を苦笑とともに振り払い、シュウは現在のこと、差し当たっては目の前の食事に集中する。 と、その時、ティファニアがあることを思い出した。 「あ、そうだわ。あの人たちにも食事を持っていかなくちゃ」 「あの人たち? ……ああ、彼らですか」 「はい。もうそろそろ傷も完治するはずですよ」 ティファニアは自分の長い耳を隠すため部屋の隅に置いてあった帽子を被ると、子供たちに手伝ってもらいながら数人分の食事を運んでいった。 「……………」 『あの人たち』というのは、作戦行動中に撃墜され、瀕死の重傷を負った状態でこのウェストウッド村の近くに墜落してきた竜騎士たちのことである。 一週間ほど前に子供たちによって発見された彼らは、村まで運ばれ、ティファニアの母の形見である『先住の魔法』の水の力とやらで治療を施されたのだ。 その甲斐あって、竜騎士隊は快方に向かっている。 あとは折を見て彼らの記憶をティファニアの魔法で奪い、一匹だけ生き残った竜(竜騎士隊は全員生存していたが、彼らが乗っていた竜は一匹を除いて全滅していた)に乗せて帰還させればこの一件は落着する。 なお、そのティファニアの行動についてシュウは特に口を出していない。 これはシュウがこの件に何の興味もないということもあったが、ティファニアの意思を尊重したいという思いもあった。 ティファニアは自分やマチルダに依存している節がある。 特に自分に対してはその傾向が強い。 これは両親がすでに故人であること、ハーフエルフという人間にもエルフにも忌み嫌われかねない存在であること、またウェストウッド村の子供たちの面倒を見なければならないという重責……などなど、色々なストレスの反動のようなものであるとシュウは分析していた。 要するに、甘えられる相手が欲しかったのだろう。 そんな彼女が自分で考え、自分で決めたことなのだから、そこは大事にしてやりたかった。 何と言うか、妹がいたらこのような感じなのかも知れない。 ……ちなみに親しかった従姉妹であるセニアとモニカも自分より三歳ほど年下ではあるが、あの二人は『妹』と言うよりも『幼馴染』あたりの方がしっくり来るのである。 閑話休題。 何にせよ、あの竜騎士隊は明日にでもこの村を出ることになるだろう。 まさに『先住の魔法』に込められた精霊の力の恩恵と言うべき結果だ。 (そう言えば……) シュウは『精霊の力』というキーワードから、水の精霊からアンドバリの指輪の奪還を依頼されていたことを思い出す。 ……アルビオンの現皇帝であるクロムウェルがそれを持っているらしいが、戦争中という今の状況からすれば奪還は難しいと言えるだろう。 ここは様子を見つつ機会を待つべきだろうか。 (……いえ、むしろ今を逃せば奪還が困難になるかも知れませんね) 戦争中ということは警戒が厳しくなるということであるが、同時に混乱が起こりやすいということでもある。 自分もかつては戦争のドサクサにまぎれて誘拐行為を行ったり、優秀な人材を引っこ抜いたりしたものだ。 ならば今の内にクロムウェルの所に行き、手早くアンドバリの指輪を盗むなり強奪するなりしておきたい。 だが。 (モニカを連れ出した時はラングランの神殿に忍び込んでプラーナを察知するだけだったので簡単でしたが、今回は勝手の分からないハルケギニアのこと……。しかもプラーナの探知に頼ることも出来ませんし……) プラーナやオーラ力という『特殊な力』の概念そのものが無い世界ではプラーナの特徴は判別しにくいし、何よりクロムウェルのプラーナなどシュウは知らないのである。 (誰かに案内を頼めればいいのですが) しかしクロムウェルがいるであろうアルビオンの王宮、もしくは重要拠点に詳しい人間などシュウの知り合いにいただろうか。 (ティファニアに期待するのはさすがに酷ですしね……) いくら王族の血を引いているとは言え幼少時は屋敷に閉じこもりきりで、今は小さな村で暮らしているような少女にそこまで求めるのは無理だ。 と、なると。 (……ふむ) 「行って来ましたー」 シュウが案内人となる人物に当たりをつけたところで、竜騎士隊に食事を持っていったティファニアたちが戻って来た。 子供たちは食卓につき、ティファニアは台所に立って、このあたりで採れる果物である桃りんごの皮をナイフでむき始める。おそらくデザートにするつもりなのだろう。 そしてティファニアが桃りんごの皮をむき終わり、実の方を切り始めたところでシュウが彼女に声をかける。 「ティファニア」 「はい、どうかしましたか?」 「マチルダのことについて、少々お聞きしたいのですが」 「……………」 ざくっ ティファニアによって真っ二つに両断される桃りんご。 一方、場の空気から『何か』を感じ取ったチカはブルブルと小刻みに震え始めていた。 「……マチルダ姉さんがどうかしたんですか、シュウさん?」 「ええ。今度、彼女をお誘いして二人で出かけようかと思いまして」 「…………あら、そうなんですか?」 「ハルケギニア……と言うよりアルビオンについては彼女の方が詳しいですからね。太守の娘という立場上、城やどこかの砦などに足を運ぶ機会もあったのでしょう?」 「………………ええ。多分、そうだと思いますけど」 「それは重畳。……しかし本来ならば女性をエスコートするのは男性の役目なのですが、今回の道案内はマチルダにまかせきりになってしまいますね」 「……………………うふふ。しょうがないですね、シュウさんは」 ティファニアはニコニコと笑いながらシュウと受け答えをする。 ちなみにその受け答えの最中、彼女の手元にある桃りんごはざっくざっくと切断され続けていた。 「……………」 ティファニアは切った桃りんごを皿に盛り付けてテーブルの上に置くと、この場から飛び立とうとする青い小鳥に笑顔のままで声をかける。 「チぃ~カちゃぁ~~ん?」 「ひいっ!!?」 「あら、どうしたの? ……せっかくデザートに桃りんごを切ったんだから、食べてくれるととーっても嬉しいんだけど……。確か好きだったわよね、桃りんご?」 「え、えええ、えっと、確かに好物ですけど、あの、ティファニア様、そういうセリフは、せめてナイフを手に持たないで、その、言っていただけないで、しょうか……?」 「もう、チカちゃんったら。別にわたしがナイフを持ってるからって、どうということはないでしょう?」 「いや、何て言うか……そのナイフからしたたり落ちる果汁が、何かを暗示しているような……」 「『何か』って、なぁに?」 「うっ……。い、いえ、何でもございません……」 妙な雰囲気を撒き散らしつつ会話を行うティファニアとチカ。 シュウはそんな彼女たちの様子を横目で見ながら、今後のことについて考えを馳せる。 (それでは近日中にトリステイン魔法学院に行くとしますか。……マチルダのこともそうですが、ユーゼス・ゴッツォとも話はしておきたいですからね) ついでのような扱いになってしまうが、ユーゼスと定期的に接触しておく必要はある。 ……自分のいた世界のユーゼスとは様々な面が異なっているとは言え、アレは『ユーゼス・ゴッツォ』なのだ。 動向を把握しておくに越したことはないだろう。 (やることや気になることは色々とありますが……さて、これらの要素がどのような結果をもたらすのか……。そして、私がこの世界に召喚されたことにどのような意味があるのか……) いずれは明らかになるにせよ、今の段階では誰にも分かるまい。 シュウにも、ユーゼスにも、そして『それ以外の存在』にもだ。 (……それらが一体どのような答えを出すのか、興味はありますが……) しかし。 シュウ・シラカワの最終目的はその『結果』でも『意味』でも、ましてや『研究対象』の解明・解決でもない。 何よりも果たすべきは、 (ティファニアは特に意識して私を召喚したわけではないのですから構わないとしても……。アレを仕掛けた人間には、この私を巻き込んだ報いを受けていただかなくてはなりませんね……) 内心で復讐心を湧かせながら、シュウは静かに微笑を浮かべるのだった。 前ページ次ページラスボスだった使い魔
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独仏戦のMAPでしか登場しない地味にレアな戦車だったりする -- (名無しさん) 2013-04-26 16 40 57
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まつ、たけ、うめ スペック表 正式名称 まつ、たけ、うめ 分類 第一世代 用途 所属 『資本企業』『島国』 全長 まつ120m、たけ100m、うめ80m 最高速度 420km/h 推進機関 キャタピラ式推進システム 装甲 1cm×1000層+植生固着土壌装甲 主砲 下位安定式プラズマ砲 副砲 コイルガン、レーザー、特殊弾頭砲(まつ・アレルギー物質拡散煙幕弾、たけ・品種改良型孟宗竹種子拡散弾、うめ・地中貫徹爆破弾) 搭乗者 不明 その他 メインカラーリング:白 解説 『環境に紛れ、地形を欺瞞する』というコンセプトで開発された三機のオブジェクト。 植生固着土壌装甲により山肌の植生を模倣、擬態することで巨大な山として敵の目を誤魔化す。 一つの山があるよりも複数あれば怪しまれない、という理屈から三機一体での運用が基本となる。 当然、一対一が基本となる現代オブジェクト戦においてこの三機の評判は低い。 『まつ』はアレルギー物質による敵の戦意低下と視界の阻害、『たけ』は急速に成長する孟宗竹種子をばらまき敵ベースゾーンの能力低下、『うめ』は地中貫徹爆破弾により敵輸送路の破壊、『たけ』の品種改良型孟宗竹種子拡散弾をより地面に入り込みやすくさせる役割を持っており、三機の連携攻撃は非常に厄介。 コンセプト 地形の欺瞞及び迷彩 特徴 『山』を模した表面装甲、巨体 弱点 動きが遅い上、植物を生やしているため燃えやすい
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えんにち『スマイル』 2008年6月27日(金) ●保護者会委員のお母さん達とボランティアのお母さんたちが集まって準備中! ●えんにち当日 今年のテーマは『スマイル』 天気にも恵まれて笑顔いっぱいの一日になりました。 子どもたちが描いた笑顔が集まった看板が迎えてくれます。 すいかわりは、今年も登場! 大人気でしたね。 ブランコスペースで「的あて』。最後の頃は、穴から子どもの顔が! 『キャタピラ』。中に入っている子どもたちは必死! 面白かったね。 『手作り品コーナー』 楽器に時計に…と、ママたちが準備してくれたパーツが大活躍。 サークルのお母さん達からも楽しいイベントがありました。 ペロペロさん人形劇公演;「ぶたのたね」 ダバ・ドゥさんの歌公演♪♪「うたえパンパン」「虹」 子どもたちも手作り楽器で仲間入り ママの手さんから 手作りおやつのプレゼント プレイデー ~今度は、ボクたち私たちの番 未入園児の子ども達を招いて、楽しいひと時をすごしました。 ちびっこダバ・ドゥ(年長組有志)から歌のプレゼント 『すいかわり 』は僕たちにまかせて! あぐらをかいて座っている姿が、板についてました。 『わたってポン』 1人のお客様に、たくさんのお姉さんたちがお世話してくれました。 もどる ・